世話人ご挨拶


メディカルスタッフのための股関節鏡セミナー2017 in 京都

当番世話人:小野志操

(京都下鴨病院 理学療法部)

 このたびメディカルスタッフのための股関節鏡セミナーを京都にて開催させていただきますことを大変光栄に存じます。本会は日本における股関節鏡手術の普及と発展をよりすすめていくという目的で活動しています。日本において股関節鏡の症例数は海外と比較するとまだまだ少ない現状ですが、平成28年度の診療報酬改定により関節鏡下股関節唇形成術が保険適応となったことで、今後ますます股関節鏡視下手術が増加していくことが予測されます。股関節鏡視下手術は低侵襲ではありますが、術後療法を誤ると関節内に大きな損傷を与えかねず、治療成績に影響します。股関節鏡視下手術の治療成績向上のためにはさまざまな工夫が必要であり、術後看護や術後リハビリテーションが股関節鏡視下手術の成績そのものに影響してくると思われます。そこで、今回のテーマを「股関節鏡手術適応症例の病態を理解する〜最新の股関節鏡視下手術と保存療法・術後療法の考え方〜」とさせていただきました。股関節鏡手術に関わるコメディカルの先生方に、股関節鏡手術そのものの手技はもちろん適応疾患の病態、術後療法における注意するべきポイントから工夫まで多くの方に参加していただけるよう、日本の股関節鏡視下手術のトップリーダーである医師の先生方と多くの経験を持たれた理学療法士の先生方にお話していただくことと致しました。股関節鏡に関する最新の技術と話題について講演していただく予定です。この機会に是非全国より多数の先生方にご参加いただき、日々の診療に役立てていただければと思います。

 ゴールデンウィークの京都は気候も良く、歴史ある街並みや伝統文化を体感していただける絶好の季節かと思われます。皆様にはリラックスしてセミナーと京都の地を楽しんでいただけるよう、ノーネクタイでお越しいただければと思います。セミナーの参加を機会に是非とも京都観光をご堪能いただければ幸いです。

 

平成29年1月吉日

当番世話人 小野志操